毎日3時間の目視確認をなくした
何が起きていたか
イベントの参加者が、指定の画像フレームを使っているかを確認する作業がありました。
担当者2名が、毎日全員分のプロフィール画像を目で見ていました。途中でフレームを外す人がいるため、毎回全員を見直す必要がありました。
参加者は300名を超えていました。1人あたり数秒でも、2名で1日3時間かかっていました。
そして見落としが起きます。人の目なので、疲れれば精度が落ちます。
なぜ手作業だったか
「指定の画像を使っているか」は、機械には判定しにくい問題です。同じ画像を重ねているだけなのに、人によって位置と大きさが違います。
実際に調べると、着用者の4割は倍率が0.96〜1.04の範囲でずれ、位置も数ピクセル動いていました。単純な画像比較では一致しません。
だから「目で見れば分かる」作業が、人の手に残っていました。
どう変えたか
公開されているプロフィール画像を取得して、指定のフレームと照合する仕組みを作りました。
位置と大きさのずれを前提にして、探索しながら一致を測る形にしました。
判定は3段階です。明らかに使っている、明らかに使っていない、どちらとも言えない。どちらとも言えないものだけ、人が見ます。
最初は40件で試して「ぴったり一致する」と結論しましたが、全347件で回すと4割がずれていました。少ないサンプルで閾値を決めたのが誤りでした。母集団全体で分布を見てから決め直しています。
何が変わったか
2名で1日あたり約3時間かかっていた作業が、なくなりました。
人が見るのは、判定に迷ったものだけになりました。全体の1割ほどです。
見落としも減りました。機械は疲れません。
同じ作業が残っているなら
ここに書いたのは、運営者が実際に手を動かして片づけた作業です。いま人手で回しているものがあれば、そのまま聞かせてください。作れるかどうかと、おおよその費用を3営業日以内にお返しします。うかがったうえで「作らない方がいい」とお伝えすることもあります。