歩合の計算に半日かかる
何が起きているか
歩合給を出すところだけエクセルに残っています。前任者が組んだ関数が入っていて、中身は誰も説明できません。数字を貼れば金額は出る。でも根拠は追えない。
人数分コピーするので、20人なら20回。1行ずれても気づけません。
そして毎月同じ疑問が出ます。累進か、階段式か。150万円の全額に8%か、150万円を超えた分だけに8%か。同じ規程でも、読み方で金額が2倍近く変わります。
累進は、段ごとに率を変えて足し上げる形です。50万円までは0%、100万円までは4%、150万円までは6%、それを超えた分は8%。売上180万なら、超えた30万にだけ8%がかかります。この形だと歩合給は7万4,000円です。
階段式は、到達した段の率を全額に掛けます。同じ売上180万でも、8%の段に届いていれば180万全部に8%です。金額は14万4,000円。累進の7万4,000円と比べて2倍近くになります。
規程に「150万円以上 8%」とだけ書いてあると、どちらとも読めます。担当者が代われば解釈も変わり、去年と今年で違う計算をしていることもあります。
- 規程を読む
- 段を確認する
- 電卓で出す
- 表に転記する
- 検算する
- 数字を入れる
なぜ手作業になっているか
給与ソフトの歩合給の欄は、金額を入れる欄です。出す機能ではありません。
段の刻み方、率、粗利か売上か、原価に何を含めるか。ここは会社ごとに違うので、標準機能では扱えません。
だから金額はエクセルで出し、ソフトには手で入れる。ソフトを入れても、この作業は残ります。
さらに歩合給には割増賃金がかかります。基礎額は歩合給÷総労働時間、率は1.25ではなく0.25です(労基則19条1項6号)。これを毎月出している会社は多くありません。
エクセルが残り続けるのは、作った人がいなくなっても動くからです。動いている以上、直す理由がない。中身が分からないまま使い続けて、制度を変えるときに初めて困ります。
計算するツールがあります
累進と階段式の両方を並べて出せます。端数処理と割増賃金にも対応しています。入力した数字はブラウザの外に出ません。
プラン別に何ができるか
- ライト10万円〜
- 毎月おなじ画面を開いて、数字を入れるだけになります。
- スタンダード30万円〜(+月2〜3万円)
- エクセルを開かなくなります。月初の作業が数分で終わります。
- パートナー月15万円〜
- この作業自体がなくなります。確認だけが残ります。
プランごとにできることは、歩合・インセンティブ計算のページに並べています。