明細を一人ずつ作っている
何が起きているか
支給と控除の項目が、人によって違います。通勤手当がある人、資格手当がある人、住民税の額が違う人。
同じ様式に流し込めないので、一人ずつ確かめます。
先月と同じはずの人でも、住民税は6月に変わります。社会保険料は9月に変わります。変わる月を覚えていないと、去年の額のまま出します。
そして中途入社と退職がある月は、日割りの計算が入ります。日割りの基準が就業規則のどこに書いてあるかを、毎回探します。
30人の会社でも、毎月10人前後は何かが前月と違います。昇給、手当の追加、扶養の変更、住所変更による通勤手当の見直し。全員ぶんを見比べて、違う人を探すところから始まります。
見比べるのは前月の明細です。紙で出している会社では、印刷したものを並べます。差分が出る仕組みがないので、目で探すしかありません。
- 支給を集める
- 控除を引く
- 手当を確かめる
- 日割りを出す
- 人数分作る
- 月額を入れる
- 入社日を入れる
なぜ手作業になっているか
給与ソフトは明細を作れます。作れるのに手作業が残るのは、手当の条件が就業規則の文章で決まっているからです。
「通勤距離が2km以上」「資格の有効期限内」「入社から3か月経過後」。こうした条件は、ソフトの設定項目に落とし切れません。
結果、条件の判定は人がやって、判定した結果だけをソフトに入れることになります。判定の根拠は担当者の頭の中にあります。
その担当者が辞めるときに、引き継ぎで渡されるのは手順書だけです。「なぜこの人に手当が付いているか」は渡りません。受け取った側は、前月と同じにすることしかできない。
間違いに気づく仕組みもありません。本人が申告しなければ、払いすぎも払い不足もそのまま続きます。
日割りだけ計算するツールがあります
月額給与と対象の年月、入社日または退職日を入れると、その月の日数と在籍日数、日割りの給与が出ます。暦日で割る場合と所定労働日数で割る場合を並べるので、金額がいくら変わるかも見えます。どちらが正しいかは判定していません。入力した数字はブラウザの外に出ません。
プラン別に何ができるか
- ライト10万円〜
- 割り方を規則から探す作業がなくなります。
- スタンダード30万円〜(+月2〜3万円)
- 入退社のある月でも、明細を作る手が止まらなくなります。
- パートナー月15万円〜
- 入退社が続く月でも、確かめる作業が残りません。
プランごとにできることは、入退社の月の日割りのページに並べています。