仕入れた量と使える量が違う
何が起きているか
キャベツ1個300円で仕入れても、芯と外葉を除くと使えるのは6〜7割です。300円で計算していた原価は、実際にはもっと高い。
魚は特に大きく、下処理で半分近くが落ちることがあります。
そしてこの差を原価に入れていません。入れていないので、出している原価率は実際より低く見えています。
使える部分の割合を歩留まりと呼びます。キャベツで7割なら、300円で1kg仕入れて使えるのは700g。1gあたりの単価は0.3円ではなく0.43円です。
1皿に80g使うメニューなら、原価は24円ではなく34円。差は10円です。1日50食出れば1日500円、月に15,000円になります。1つの食材でこれだけ動きます。
原価率の計算に歩留まりを入れていない店では、出している数字が実際より2〜3ポイント低く出ます。その状態で「原価率30%だから問題ない」と判断していることになります。
- 仕入量を見る
- 下処理する
- 可食量を量る
- 単価を割る
- 使用量を掛ける
- 仕入量を入れる
- 可食量を入れる
なぜ手作業になっているか
歩留まりは食材ごとに違い、季節と産地でも変わります。実測しないと分かりません。
実測するには、下処理の前後で重さを量ることになります。仕込みの途中でその作業を挟むのは、現場の負担が大きい。
結果、「だいたいこれくらい」で運用が続きます。
そして量ったとしても、記録する場所がありません。伝票にも仕入の記録にも、歩留まりの欄はない。厨房のホワイトボードに書いて、そのうち消えます。
仕入先を変えると歩留まりも変わります。同じキャベツでも、産地と時期で外葉の量が違う。一度測った値が来月も使えるとは限りません。
原価表を持っている店でも、そこに入っているのは仕入単価です。可食部の単価に直す作業が、どの店でも抜けています。抜けていることに気づいていない店も多い。
計算するツールがあります
仕入量と可食量を入れると、歩留まり率と可食部1gあたりの単価が出ます。1皿の使用量を足せば、歩留まりを反映した原価と、見ない場合との差も出ます。金額は1g単位で意味が出るよう小数第2位まで出します。入力した数字はブラウザの外に出ません。
プラン別に何ができるか
- ライト10万円〜
- 食材ごとの歩留まりを毎回思い出さずに済みます。
- スタンダード30万円〜(+月2〜3万円)
- 「だいたいこれくらい」で運用していた歩留まりが、実測の値に変わります。
- パートナー月15万円〜
- 原価が実際より低く出ている状態がなくなります。
プランごとにできることは、歩留まりと実質の原価のページに並べています。