理論原価と実際の原価が合わない
何が起きているか
レシピどおりに作った場合の原価率は計算できます。実際の原価率はそれより高い。
差がどこから出ているのかが分かりません。ロスなのか、廃棄なのか、分量を量っていないのか、仕入価格が変わったのか。
そして差が何%あるのかも、測っていません。
理論原価率は、メニューごとの原価と売れた数から積み上げて出します。実際原価率は、期首の在庫に仕入を足して期末の在庫を引いた額を、売上で割って出します。この2つは別の道筋で出るので、揃えて並べないと差が見えません。
月商500万円の店で、理論が28%、実際が32%だとします。差は4ポイント。金額にすると月20万円です。年間では240万円になります。
多くの店では、この計算をしたことがありません。実際原価率だけを毎月見て、「今月は少し高かった」で終わっています。比べる相手が無いので、高いのか低いのかも決められません。
- 棚卸しをする
- 実際原価を出す
- レシピを積む
- 理論原価を出す
- 差を見る
- 月商を入れる
- 原価率を入れる
なぜ手作業になっているか
実際の原価は「期首在庫+当期仕入−期末在庫」で出ます。棚卸しが要ります。
理論原価は、売れた数量とレシピを掛け合わせて出します。POSの販売数とレシピの両方が揃っていないと計算できません。
どちらも出せる店は少なく、片方だけでは差が出せません。
棚卸しは、閉店後に人手で数えます。冷蔵庫と冷凍庫と乾物の棚を回って、残っている量を量る。開封したものをどう数えるかで人によって差が出ます。月に一度でも負担が大きく、週次でやっている店はほとんどありません。
レシピのほうはもっと残っていません。作り方は現場の頭の中にあり、グラム単位で書き出したものがない。書き出すには、仕込みの手を止めて1品ずつ量ることになります。50品あれば50回です。
そして仕入価格は動きます。レシピを書き出しても、単価を更新しなければ理論原価は古いままです。一度作って終わりにできないので、作ること自体が後回しになります。
計算するツールがあります
理論原価率と実際原価率と月商を入れると、差が月あたり・年あたりいくらになるかが出ます。棚卸しから実際原価率を、メニューから理論原価率を積み上げることもできます。差の原因は判定していません。入力した数字はブラウザの外に出ません。
プラン別に何ができるか
- ライト10万円〜
- 毎月おなじ画面に、その月の数字を入れるだけになります。
- スタンダード30万円〜(+月2〜3万円)
- 差が広がった月がどれかを、あとから追えるようになります。
- パートナー月15万円〜
- 理論と実際の両方が毎月そろい、差を追える状態になります。
プランごとにできることは、理論原価と実際の原価の差のページに並べています。